働きながらでも障害年金は受け取れるの?
働いていても障害年金は受け取れるの?
「働いていると障害年金はもらえないのでは…?」
そんな不安の声を、私は日々たくさん伺います。
結論からお伝えすると、働いている=必ず受給できない、というわけではありません。
ただし、傷病の種類によっては、就労状況が審査に影響する場合があるため、
“どの障害に該当するか”を踏まえて申請することが大切です。
ここでは、働きながら障害年金を受給しているケースを2つご紹介します。
「働いていても受けられる可能性があるんだ」と思っていただけたら嬉しいです。
障害年金の「外部障害」と「内部障害」
障害年金の対象となる障害は、大きく2つに分類されます。
外部障害
身体障害者手帳に該当する
- 肢体障害
- 聴覚障害
- 視覚障害
などのほか、
- ペースメーカー・人工肛門・在宅酸素など、身体に機器を装着している場合も含まれます。
内部障害
- 血液・造血疾患
- 内臓疾患
- 精神疾患(うつ病、双極性障害、統合失調症、発達障害など)
外部障害の場合:働いていても受給できるケースが多い
外部障害は、障害認定基準に該当する障害が残っているかどうかが最も重要で、
就労の有無が影響しないケースが多くあります。
実際の受給例
- 会社役員として働き続けながら、脳梗塞による上下肢麻痺で障害厚生年金2級を受給
- 慢性腎不全で夜間透析を行い、日中はフルタイム勤務しながら受給
このように、働いていても障害状態が基準に該当すれば受給できるのが外部障害の特徴です。
内部障害の場合:就労状況が審査に影響することがある
内部障害、とくに精神疾患や知的障害では、
就労の可否や働き方が審査に影響することがあります。
影響するポイントは、
- 就労時間
- 就労日数
- 雇用形態(一般雇用か障害者雇用か)
- 業務内容
などです。
統計から見る「働きながら受給」の実態
厚生労働省の統計では、
知的障害の方の約50%が、障害年金を受け取りながら就労
→その 多くは就労支援施設や障害者雇用枠
精神障害の方の就労率は25〜35%程度
→ 多くの方が働けない状態にある
障害の種類によって、働きながら受給できる可能性は大きく異なります。
精神障害の方は「診察時の伝え方」がとても大切
精神疾患は症状の波があり、
通院日に合わせて体調を整えて受診される方が多いと思います。
そのため、主治医から
「調子はどうですか」
と聞かれると、つい
「今日は安定しています」
と答えてしまいがちです。
しかし、その一言だけがカルテに残ると、
実際の生活の困難さが診断書に反映されないことがあります。
診察時の伝え方、おすすめの工夫
- 日々の症状をメモしておく
- 受診時に主治医へ見せる
- 話すのが苦手な方は、メモを渡すだけでもOK
これは年金請求のためだけでなく、
より適切な治療を受けるためにも大切なことです。
働いていても、受給できる可能性はあります
今回ご紹介したように、
- 障害の種類
- 働き方
- 障害の残存状況
によって、働きながらでも障害年金を受け取れるケースは多くあります。
「働いているから無理だろう」と諦める必要はありません。
- 仕事に制限が出てきた
- 今までのように働けなくなった
- 就労継続支援事業所で働いている
- 障害認定基準に該当する状態がある
こうした場合は、受給できる可能性があります。
どうか一人で悩まず、遠慮なくご相談ください。
あなたの状況に合わせて、受給の可能性を一緒に考えていきます。


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